はじめまして。日々ブックスです。
今日は私が本に救われた経験をご紹介します。
仕事のやりがい、ストレス、そして病気。その全てで本が救いのキッカケとなりました。

本が創り出す世界は無限大

本が創り出す世界は不思議な広さです。

作者一人一人の人生観や経験、創り出された物語が壮大に描かれていますから、読み手である私たちがどう受け止めるかで広さ、深さが無限に広がりますね。

かつて私は、小学校高学年の頃、本から遠ざかってしまい、漫画ばかり読んでいました。
もちろん、漫画にもいいところはあります。表現力はもちろん、コニュニケーションや美的センスが養われました。

本は漫画と違って、私たち読み手の想像力次第でそれぞれの景色が変わりますよね。


ハリーポッターの書籍が出版されたとき、内容の面白さに夢中になりました。

ご存知の通りのベストセラーとなり、そして映画化。

スクリーンに映し出されたハリーポッターの世界は、私が本を読みながら想像していた世界と、驚くほど一致していました。

そこにも感動しましたね。

必要な時に出会える本

必要な時に必要な情報が入った本と出会うことで人生も好転します。

20代にこんなことがありました。

仕事についてやりがいを見失いそうになった時、養老孟司さんのある本に出会いました。そこで、仕事とは、向き不向きややる気の問題に流されず、目の前のことを淡々とこなしていくものだと認識させてもらいました。

そこから、仕事のパフォーマンスが変わりました。


またある時、職場が変わってストレスを一気にかかえることがあった時、ケリー・マクゴニガル著「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」と出会いました。

ストレスの良い面を知り、その時の辛い状況を乗り越えられました。

不治の病と向き合うときにも

ある一冊の本が私を病気から救ってくれました。

私は先ほどのストレスを過剰に受けていた時期に、関節リウマチを発症しました。

ある朝、突然、両手が握れなくなったのです。「手の腫れ、こわばり」という症状がのちにこのことなのか、と知るほど、私はリウマチという病気に無知でした。

膝には水が溜まり、歩きにくい症状も現れました。

病院へ行き、リウマチと診断されて、まず、「完治しない病気」と知り、本当にショックでした。

薬だけに頼らず、自分でできることは何だろうか?

そう思って、まずは書店に行きました。

リウマチに関する本が並べられた本棚には医師が書いた専門的な本がずら〜っと並んでいました。

その中に、変わったタイトルの本がありました。

それが渡邉千春著「リウマチ感謝!カウンセリング編」との出会いです。


当時、健康が当たり前だと思って生活していた私は、病気を誰かに話すことができませんでした。身近な人にも相談できず、1人で不安に押しつぶされそうでした。

そんな時でしたから、「病気に感謝?どういうこと?治るの?」と希望の光が差し、その本をかなりの勢いで読み進めました。

おかげで気持ちが安らぎました。

前を向くことができました。

もう運動できないかも、普通の仕事ができないかも。。。
旅行にも行けなくなる?フライパンも持てなくなる?

それらの不安から解放されました。

今、5年間の治療を経て、寛解という、ほぼ症状がない状態まで体は回復しています。

もしも、あの本に出会えなかったら

もしもあの本に出会えなかったら・・・

想像しただけで怖いです。

本は私の人生を救ってくれました。

そして、同時に、本屋さんや図書館の存在は大事だなと思うのです。

私がもしもECサイトでリウマチの本を探していたら、「リウマチ感謝」には出会っていなかったと思います。ネットで検索すると、病気を攻略する方法が書かれた本や広告の本ばかり目に止まるからです。

心の面でリウマチと向き合う本は見つけにくい。
本当に必要な本に出会うには?

そういった必要な本やレアな本を見つけるのに、本屋さんや図書館は本当にありがたいです。

そうした、私の人生を好転させてくれた本との出会いをこれからも届けていきますね。